大河ドラマの系譜
日本の歴史を圧倒的なスケールで描くNHK大河ドラマ。時代を動かした英雄たちの物語を振り返ります。

独眼竜政宗
「独眼竜」の異名を持ち、奥州の暴れん坊として恐れられた伊達政宗の波乱の生涯を描きます。当時20代だった渡辺謙が、片目を失いながらも天下取りの夢を追う政宗を圧倒的な迫力で熱演。平均視聴率39.7%という大河ドラマ史上最高の記録を樹立し、今なお歴史ドラマの金字塔として語り継がれる伝説的作品です。

武田信玄
「風林火山」の旗印を掲げ、戦国最強と謳われた騎馬軍団を率いた名将・武田信玄。甲斐の虎として恐れられた男の知略と、宿敵・上杉謙信との川中島の合戦、そして重厚な家族の物語を壮大なスケールで描き出しました。中井貴一演じる信玄の凛とした姿と、大軍勢が激突する合戦シーンは見る者を圧倒します。

利家とまつ
加賀百万石の礎を築いた前田利家と、彼を献身的に支え、時に毅然と導いた賢妻・まつ。信長、秀吉、家康といった三英傑との関わりの中で、前田家がいかにして乱世を生き抜いたのかを生き生きと描きました。「私にお任せくださいませ」というまつの気高い決意と夫婦愛が、多くの共感を呼びました。

新選組!
脚本・三谷幸喜。近藤勇を中心に、幕末という動乱の時代をひたむきに、そして熱く駆け抜けた若者たちの青春と友情を瑞々しく描きました。時代に翻弄されながらも己の信念を貫き、散っていった彼らの姿は単なる歴史劇を超えた普遍的な輝きを放ち、多くの「新選組ファン」を新たに生み出しました。

篤姫
薩摩藩から徳川第13代将軍・家定に嫁ぎ、江戸城の主として幕末の荒波を乗り越えた篤姫の物語。江戸城無血開城において大きな役割を果たし、徳川の誇りを守り抜いた彼女の気高くも美しい生き様は、宮﨑あおいの熱演と共に現代を生きる多くの人々に深い感動を与えました。

龍馬伝
土佐の貧しい武士の家に生まれながら、自由な発想で日本を洗濯しようとした幕末の英雄・坂本龍馬。その33年の鮮烈な生涯を、福山雅治が圧倒的な存在感で演じました。泥臭く、そして熱量溢れる映像表現で描かれた龍馬の姿は、新しい時代を夢見る人々の希望そのものでした。

真田丸
戦国時代を最後まで駆け抜け、最強の砦「真田丸」を築いた真田信繁(幸村)。知略に長けた父・昌幸や誠実な兄・信之との家族の絆、そして過酷な運命に立ち向かう姿を、三谷幸喜がユーモアと重厚なドラマを交えて描き出した、戦国エンターテインメントの傑作です。

八重の桜
「ならぬことはならぬものです」。会津戦争において銃を手に自ら城を守った新島八重。敗戦という悲しみを乗り越え、京都で同志社大学を設立した新島襄と出会い、教育に尽力した彼女の姿はまさに「日本のジャンヌ・ダルク」。激動の時代に信念を貫き通した一人の女性の気高き記録です。

軍師官兵衛
豊臣秀吉の軍師として天下統一を陰で支え続けた天才軍師・黒田官兵衛。一度は主君を裏切った疑いで幽閉されながらも、不屈の精神で這い上がり、知略で乱世を終わらせるために奔走したその生涯。冷徹な策士としての顔だけでなく、一途に妻を愛した情熱的な一面も魅力的に描かれています。

西郷どん
薩摩の貧しい下級武士から、明治維新の精神的支柱となった西郷隆盛。そのあまりに巨大な体と、それ以上に温かく慈愛に満ちた心。二度の島流しという過酷な経験を経て、人々を愛し、新しい日本を夢見た「西郷どん」の波乱万丈な人生を、鈴木亮平が魂を込めて演じました。

鎌倉殿の13人
源頼朝の死後、鎌倉幕府の実権を掌握すべく繰り広げられた、13人の家臣たちによる熾烈なパワーゲーム。野心と陰謀が渦巻く中、一人の若者が冷徹な政治家へと変貌していく姿を、三谷幸喜が予測不能な展開で描きました。善悪では割り切れない、人間臭い歴史エンターテインメントの傑作です。

どうする家康
弱小大名の嫡男として生まれ、過酷な選択を迫られ続けながらも、仲間と共に戦乱の世を終わらせた徳川家康。常に「どうする?」と究極の選択を迫られ、迷い、傷つきながらも江戸300年の太平の世を築いた男の成長物語を、これまでにない等身大な視点で描きました。